西遊記関連宗教

西遊記には宗教的思考が根底にちりばめられています。
西遊記の作中に取り上げられている宗教を説明します。

関連宗教

中国では、仏教、道教、儒教の三つの宗教を同じと考える融合思想が宋時代から明時代に起こったため、西遊記はこの影響が大きい。

仏教

インド伝来の宗教
開祖/ゴータマ・ブッダ
お経を取りに行くという話であること。

須弥山中心という世界観 釈迦如来が最強であること。
玉帝が釈迦に助けを求めたりする場面があること。

観音、普賢、文殊という菩薩の存在。
一行を助けたり、誘惑したりと重要な役目を行うことが多い。

道教

中国固有の宗教
最高神/玉皇大帝
玉帝をトップとする天界の存在

玉帝の命を受けて職務に従事する役目を持っている神々の存在
民間信仰ので親しまれている道教の神々。
(二郎真君、四海龍王、太白長庚星、二十八宿など)

不老長生術、金丹、変化の術などの道家の秘法

詩などに見られる五行のイメージ

儒教

仁義、道徳を説く学問
開祖/孔子
イマイチ相性が悪い(怪力乱心を語らず)
だが、悟空が何度か孔子の名を出している。