登場人物捕虜回数

各主人公の捕まった回数などをご紹介。二人以上でつかまった場合、別々に換算している。

三蔵法師

二十二回
単独で攫われたのが内八回。
やはり、凡人であるがゆえによくつかまる。
きちんと状況をわきまえて、判断する悟空のいう事を聞かずに、捕まったりすることが多々ある。
三蔵は、前世が、釈迦の弟子である金蝉子であったこともあり、徳が高く食べれば不老長寿を得られる。なので狙われやすい。
女怪(女の妖怪)に浚われた場合、食われる前に迫られる。
(精にも同じ効力があるとされる)

猪八戒

十五回
単独では二回捕まっている。
理由は、見た目のとおり、太めの豚なので、うまそうだから。
利用価値があるとして三蔵の次に捕まりやすいこととなった。捕まった挙句に、水漬けやら、蒸すだとか、調理を提案されてしまうことがある。

孫悟空

十回 単独では五回
悟空の場合、戦力低下を策略され、先に捕らえておいて、残りを叩く。という理由で捕まることが多い。
あとは、相手の強さ、特殊な道具を持っていたりするときなどに捕まってしまう。
殆どが、自力で脱出するか、神仏の援助を得て、脱出している。
一度だけ、八戒に助けられたことがある。

沙悟浄

十三回
単独で捕らえられたことはない。
彼は援助という形での従者であるため、誰かと一緒に捕まることが多い。
そのためか捕まっても、さして目立たないことが多い。
容姿が、八戒とは逆にあまり美味しそうでいないため、ついでの形でしか浚われない。

※捕まることについて

捕らえられる、身動きできなくなる。という現象が西遊記に多いのは
捕縛などの行為が抽象的に”死”を意味し、そこから脱出することで、
”再生”という意味になるためで、キャラクターの成長というよりは、仏教的な考えによるものである。